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モロッコ滞在中、2件のリヤドを利用しました。
本当はお気に入りの1件だけにしたかったのですが、
人気すぎて1泊しか空きがなく、仕方ないのでもう一軒見つけたという感じ。


リヤドとは。

リヤドとはスークという大きな市馬を含むエリア内にある邸宅を改装した宿泊施設。
迷路のような細い道沿いに建物が連なるように建っているので、
どこのリヤドも大規模なところはなく、こじんまりとしています。
大概のリヤドには中庭があり、
中庭を中心に回廊的にお部屋が連なっています。

伝統的なリヤドですと、カラフルなモザイクタイルがひしめいた
モロッコらしい装飾が多いのですが、
私はシンプルなデザインが好みなので、白を基調としたモダンなスークを選びました。
モザイクタイルは単色使い。
でも質感がそれぞれ微妙に違うので、とても素敵なんですよ。
やっぱり自分のセンスにピンとくる宿だと、家具やファブリックなど全てにおいて満足できますね。
オーナーはたまたまですが、フランス人女性。
大きな空間で色とりどりのタイルは素敵なんですが、
ベッドルームやバスルームの小さな空間にいろんな色がひしめき合っていると、
どうも私には目がチカチカして苦手なんです。

フランス文化とアラブの融合

モロッコは、その昔フランス統治だったためフランス語が第二言語。
普通にみなさんフランス語が話せます。
それゆえフランス人の方も多く、
最近のモダンなリヤドは大概ヨーロッパ人がオーナーなことが多いです。
唯一の欠点は、朝食。
フランス式で、果物、フレッシュジュースにヨーグルトとパン。
しかもこのヨーグルトも、パンにつけるバターやジャムまでフランスのものなんです。
パンは当然、フランスパンにクロワッサンという感じで、まるでフランスにいるかのよう。
モロッコ式の朝食を食べたい人間としては、そこがちょっと残念。
この点では、おそらく伝統的なモロッコらしいリヤドですと、
モロッコ式の朝食がいただけるのかもしれません。

宿探しのコツ。

宿探しで、検索条件にプールと入れても、
大概のスークにあるプールは、泳げるほど大きくはないのです。
泳ぐというより、水浴びする程度のものと思ってください。
スイミング目的でしたら、スーク内ではなく少し郊外にあるホテルを選ぶと、
立派なプールのあるホテルがあります。


スーク内に宿泊する上での心構え。

あと海外のシャワー事情ですが、
スーク内にあるリヤドの場合、
お湯の出は良いですが、問題は排水。
昔に作られただけに排水の拡張ができないんでしょうね、
それだけに、とてもゆっくり排水されるので、
シャワーを勢い良く浴びていると床がすぐ水浸しになってしまいます。
日本の快適な家に住んでいると、不満に思われるかもしれませんが、
たぶん、スーク内にあるリヤドは全て同じ問題をかかえているのではないかな?
スーク内に泊まりたければ、目をつぶるべき部分かなと思います。


ここは外国。日本の常識は通用しない。
そう思って、おおらかな気持ちでいるとストレスフリーでいられます。笑