迷路のようなスーク。
マラケシュへ訪れる多くの人は、
スークの中にあるリヤドと呼ばれる小さな邸宅ホテルを利用すると思います。
かくいう私もその一人。
素敵なリヤドをネットで見つけて予約したのですが、タクシーを用意しましょうかとメールをいただいたけれど、そのお値段が200ディルハム=16ポンドもする! のでやめました。
というのも事前に色々調べてみたら、フナ広場行きのバスがあるそう。
バス停の目印がないのでバスがいないとわかりづらいのですが、
マラケシュの空港を出ると、目の前に大きな駐車場があり、
その奥にUターンできるようなちょっとした広いスペースがあるのですが、
そこに定期的にバスが来ます。
スークの入り口、フナ広場までたったの30ディルハム。
しかもこのチケットを持っていれば往復乗れるので、帰りの旅でも使えるんです。
片道200のタクシーよりも断然バス!とバスに乗りました。
チケットはバスに乗車して、運転手さんから買う仕組み。
乗客は、現地に住んでいるフランス人のご婦人や、
私のような節約しながら旅をしているカップルなど。
まったく危険な感じはしません。
夕方の込み合う時間なのもあって、スークに近づくにつれて渋滞があったものの、
20分くらいでフナ広場前に到着。
問題はここから。スークって本当に迷路のようなのです。
到着したのが夕方なのもあり、どんどん辺りが暗くなっていく。
初めての国。初めての土地。迷路のようだし人混みもすごいしで、
携帯の地図といっても、地図の写真を撮っただけなので、現在地を表示してくれるわけもなく、
そんな頼りない地図写真を片手に、辺りはもう真っ暗なスークの中を、
スーツケースを転がしつつ宿を目指します。
親切なおじさん登場!しかしこれが罠です。
すると、どこに行きたいの?と親切なおじさんらしき人に声をかけられたので、
リヤドの住所と地図(地図の写真を撮ったもの)を見せたら、こっちだよと
一緒に歩き出してくれました。この若いのがつれてってくれるからと、
若い男性も一緒に。あぁなんて親切。これでやっと宿につける。
しかもスーツケースまで引っ張ってくれてありがたい。
とおもったら、どんどん暗がりへ。。うーむ、これはちょっと嫌な予感?と思ったのもつかの間、
無事に宿へ連れてってくれてホッと一安心したら、お金を要求されたんです。
それも、その若者とおじさん二人ずつに100ずつ。計200!
初心者は迷わず宿で送迎を頼みましょう。
200のタクシーが高いからわざわざバスに乗ったのに、
結局200の出費!
その後も、スークで道案内をしようとする人に何度も遭遇したので、
これはそういう手口なんだなぁと。
なので、初めての人は少々高いですけれどタクシーを利用するのが良さそう。
スークを歩き慣れてる方は、バスが風情があってお勧めです。
私は、もう手口もスークもわかったので、次回も懲りずにバスで行くつもり。
初めての方は、気をつけてくださいね。
優れもの地図アプリ。
そうそう、宿泊したリヤドで働くお兄ちゃんが教えてくれたmaps.meというアプリ。
ネット環境がなくても地図が利用できる優れものなんです。
空港などのwifiがある場所で現地の地図を一度ダウンロードすれば、
あとはネット環境なしでもGPSで地図が利用できます。
もっと早く知っていればよかったです。
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